光明が受けたビジョンの中で、八雲のところに男の人と女の人の2人が訪ねて来た。頭にインディアンみたいにバンダナをしている。見た目は東洋人であるが顔立ちが違う。女の人は、髪の毛は少し栗毛色で由美かおるに似ている。目が青いが、どう見ても東洋人である。光明は、その人を見て、アイヌの人の顔つきだと思った。その人は、八雲を抱っこしてオリジオンに招待すると言う。オリジオンは、MR世界の森の奥にある。オリジオンに着くと辺り一面に音楽が流れていた。八雲の体をいじるのではなくて音楽を使って体を治す。音楽は、治療法の1つでもあると言う。夜叉姫様が使った風の舞は、風を起こす事によって音を出し、治癒の力が生まれる。始まりの0から1に行くのがオリジオンの意味なのだと言う。全く無い0から1に移行する事が、始まりの一歩だと言う。オリジオンの「オン」はスイッチを入れるという意味で、この八雲の寿命が尽きる時は、0から1に行くスイッチが「オン」になる。八雲の命がある時に、できるだけ我々の組織の整備を急ぎなさいと言われた。それには玄武が製作する音楽が必要なのだと言う。