一二三(ひふみ)で「虎弧十斗乃歩(ここととのふ)」。鏡面反転が三二一は、大師様が昇天された日である3月21日の三二一である。大師様は「虎弧十斗乃歩(ここととのふ)」の意味は「ここ段取る」、「ここ始まる」ということだと言う。要するに、大師様が、段取りを引き受けて未来は整うと言うことである。また、「虎弧十斗乃歩(ここととのふ)」は、鏡面反転のバカラによって進められ、様々なことが鏡面反転によって行われる事を言う。 猫の八雲が亡くなった時に、すーっと、大師様の言葉「生まれる時は苦しんで生まれ、死ぬ時は悲しみを背負ってこの世を去る。この世を去った時にその先に答えがある」と、頭に入ってきた。大師様は、この意味を「生まれた時は喜んで生まれるが、実際、御霊としてこの世に出て来る時、肉体を持つことは相当苦しいものだ。この世で修行した後、悲しみと共にこの世を去り、様々な人が自分との別れを悲しむ。その時、御霊の答えはそこにある」と伝えてきた。人生というのは永遠に続くという事を言っているのである。この世で生まれて生活して、苦しい事があるのは普通である。自分だけが楽しければ良いと、人の迷惑を省みずに好き放題やっていてはいけないのである。何故なら、死後、厳しい等価交換があるからである。