①八岐大蛇(またのおろち)を退治した方法 信玄が八岐大蛇を退治するのだが、僧侶から首と尻尾を同時に切り落とさなければならないとの忠告を受けていた。その時に使ったのが天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)という三種の神器の一つである。しかしこの剣は一本しかないのにどうやって一度に首と尻尾を切り落としたのかという疑問が残るが、実は首を切り落としたのはその剣ではない。尻尾の方は勾玉の力を分けた事によって、もう一つの黒の力の証を持ったものが自分の剣で尻尾を斬る事が可能であるが、首は白の勾玉を持った謙信が神の剣で切り落としたのである。黒の勾玉を持ったのは信玄で、勾玉の力を得て謙信の剣と信玄の剣が一つになった。その一つが神の剣であるが、ここで勾玉の力が発生すると同時に神の鉄槌が下された。要するに勾玉が黒と白の二つの力に割れたという事である。 ②八岐大蛇の返り血を浴びた信玄の結末 八岐大蛇と二人の戦いが始まった。二人は苦戦の末に、八岐大蛇の尻尾を斬って倒す事が出来たが、八岐大蛇の呪いにより、信玄は顔に返り血を浴びてしまった。返り血を浴びた事によって、信玄の体が段々と蝕まれて行った。その後、信玄は六十三歳で亡くなった。信玄が死ぬ間際に信長が二人の前に現れ、信長は、「実は神の命により三種の神器を取りに参った」と言った。信長は信玄に「あなた方は、私を陰で支えてくれて、私を守ってくれたその人だったのですね」と言って、その三種の神器を受け取り、明智光秀に渡した。また、信長は「時が来るまで、この三種の神器は、私の友人に渡して預かってもらう。私は一緒にいられないが、陰からあなた方を見ていますから、離れ離れでもお互いを信じましょう」と言って去って行った。それから九年ほど経って謙信も亡くなる。謙信がトイレの中で亡くなったという伝説があるがそれは嘘で、二人の思い出の場所の松原諏訪神社の中にある弁財天の神社の前で静かにその命を終えたというのが真実である。この物語は信長の「信」、信玄の「信」、そして謙信の「信」の三つの「信」が鍵となっている。三つの「信」は、信ずる、信頼する、しかも真実の真という意味である。嘘で固められてはいたが、この物語は、人を導き、人を守るための真実の物語である。人を守るために、龍の力によって富士山の噴火を先送りさせた。そうしなければ大噴火が起き大混乱に陥っていただろう。その結果、織田信長の天下統一が遅れたものの、龍の力のお陰で天下統一が滞りなく行われた。信玄と謙信の二人が、神の意志に沿い、神の命を受けて事を成し遂げたことが重要である。因みに黒の勾玉を持った信玄の「玄」は黒いという意味がある。そして謙信の「謙」という文字意味は、黒い色を避ける白を意味するのである。つまり、勾玉の白と黒の力というのは、おのずから彼らが扱う様に仕組まれていたという事になる。 ③二人に対する戒め(いましめ)、メッセージ 諏訪湖で二人力を合わせて八岐大蛇に戦いを挑んだが、信玄が謙信の盾になってやられてしまった。それを隠した文言が実は、「二人共心に沁みる風林火山の言葉に値する」と言う。風林ひい、ふう、みい、のひい、ふうで二人。林は二本の木が寄り添う絆で、二人の縁は火山の噴火を止めるためのものである。これは隠されたものであって、風林火山は世には出てはいけないものであった。この風林火山を出して戦ったのは、二人に対する戒めでもあり、メッセージでもあったという事である。藤原家の十一代先の子孫に当たる当主は女性でなければならない。 しかも諏訪湖の八岐大蛇と戦わなければならない。そのために毘沙門天が現れた時、それを倒すのは三つの神器が必要であったから、それをお前達の所に預けていくと言った。そして毘沙門天は、「時が来れば、これは北辰信仰で必要となるから大切に扱い、間違いなくお告げの通りに倒せば富士山の噴火が止ってお前の罪もお前の一家の罪も無くなるであろう。そしてお前達が隠していた息子は私が預かってきちんとした腹心の元に渡す。いずれお前らの所に現れた時にそれを話すが良い。」と言って去って行った。
★Vol.619.必見!11のパラレルワールドで活動していた3人は光の民の意志を引き継ぐ | https://youtu.be/XjO48qqmPss |
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