二人の前に現れた僧侶は、刀八と名乗る毘沙門天であった。その僧侶が若き頃の彼らの前に現れた時、信玄と謙信の二人の間には子どもが出来ていた。刀八毘沙門天はその子を預かって由緒ある家に預けた。僧侶は謙信に、「将来この子が天下を取れる様な立派な家に預けよう。そして、藤原氏の末裔である上杉家に伝わった呪いを解いて差しあげよう。十一代目の姫である其方が武将になり国を治め、諏訪湖に眠る八岐大蛇なる悪の使者を退治しなさい」と言った。それを退治するのは一人の力では無理であり、もう一人唯一無二の友達の力を得て二人で退治しなければならない。その時、謙信はその僧侶から三種の神器を授かった。その僧侶から手渡された一対の白と黒の勾玉の白の勾玉を謙信が持ち、黒の勾玉は誰かに持たせなさいと言われた。黒の勾玉を渡した相手がこの地を治める人物になると言う。それは正に信玄であった。僧侶は謙信に、「この三種の神器の鏡を用いて、信玄が八岐大蛇を退治する相棒にふさわしいかどうかを見極めなさい」と言って、三種の神器の鏡を謙信に預けたのである。天叢雲剣は謙信が持っていて、謙信は信玄と共に戦いを挑み、見事に八岐大蛇を倒す事が出来た。しかし、信玄は返り血を顔に浴びてしまい、その血の毒によってで酷い傷を負ったのである。信玄は神の意志で動かされ、大師の命により今も居心地の良い場所にいる。刀八と名乗る僧侶は、その二人の間にできた子を預かり、その子が織田信長となり、謙信と信玄の二人の前に現れるのである。その後、織田信長は三種の神器を回収し明智光秀に渡した。光秀は、真田幸村の十二神将の魂を持った忍者を含む家来を使い、徳川家康を滅すことに成功した。