①謙信は弁財天を祀る神社で死んだ 謙信はトイレで死んだのではなかった。おそらく信玄と謙信が出会った場所は山の大地であって、自分が亡くなった時、土に戻ったら自分の体が肥料になって大地の栄養になる、そういう様な場所ではないだろうか。誕生する場所と生命のより良きリサイクル、生命の繰り返しの場所を表している。だからそういう聖なる場所があって、弁財天が宿る場所があったのではないだろうか。ひょっとしたら諏訪湖のどこかに弁財天が祀られた神社があるかも知れない。何故なら、諏訪湖には龍神伝説があるからである。 ②裏切りの血である藤原家の流れをくむ上杉家の呪い 謙信の祖先は藤原家であり、藤原家は天皇家の豪族で、飛鳥時代から存在しており、神に寄り添った時代もあった。そして、姫に囁いた悪魔というのは、トカゲ人間と取引していた藤原氏で、藤原氏は害になるものと取引していた貴族であった。罰を受けて、十一代目の子孫に当たる子どもが謙信で、その国の武将は女性でなければならないという呪いがかけられた。その子は自分の無二の友と一緒に、諏訪湖で八岐大蛇を退治しなければならなかったが、そこに毘沙門天から貰った勾玉を納める事で富士山の噴火と子孫の繁栄は許されていた。藤原家や昔の公家などは悪事ばかり働いていたため、それが何も知らない光明の耳に藤原は裏切り者という言葉だけが常に流された。昔の公家は暗躍ばかりしていたが、実は藤原氏も悪に支配されていた。最澄もリトルグレー力を借りていたらしい。そのため、当時から権力が二極分化していた。つまり、その時から既に、人間を介した物質的な邪なる存在と、半物質的な光の戦いがあったという事である。刀八僧侶から授けられた勾玉、そして天叢雲剣で、謙信はグレーの言いなりになる怪物を退治した。それは1人の力では成し遂げられない。二人の力を合わせなればならなかった。勾玉と天叢雲剣も三種の神器である。もう一つの三種の神器である鏡も含めて、その時に諏訪湖に集まっていたのである。謙信は、皐姫から鏡は人の心を映すというから、鏡を覗いてみると信玄こそが将来の相棒になる事が分かった。二人で八岐大蛇を倒し、上杉家の将来は安泰、富士山の噴火も先送りする事が出来た。その鏡を持って来たのは弁財天である。 謙信はトイレで謎の死を遂げたと言われている。トイレを守る神様は弁財天であり、鏡を弁財天に返し、そこでもうやり遂げたと言った。謙信は寿命が尽きようとした時に、これはお返ししますと言ってトイレで手渡した。弁財天は七福神の一人で、人糞で次の生命体を活かすための肥料を作る空間を預かっているの神である。 ③光の民が我々に伝えたかったこと 神様が今の私達に伝えたい事は次の事である。三大怨霊が鏡面反転している出来事がこの物語なのである。三大怨霊というのは菅原道真公、平将門公、崇徳天皇であり、誤解を招いて三大怨霊になっているが、実はそうではない。信玄と謙信は、真実が隠されているが、実は伝えられない事実があって、それが哀しい物語に隠された男女の関係であったり、僧侶になったりしているのである。そして親子の関係も知らされていない。そして、織田信長が晩年、バチカンに行ってキリストの十字架を祀ったことが光の民から伝えられている。それもキリスト教の十字架ではなく北辰信仰の十字架を祀る事によって、神の意志により十字架を通して両親の冥福を祈った。「神それ一つなり」という文言がここに繋がって来る。全てが鏡面反転の出来事であり、悲しい過去が隠されている。そこに絡んで来たのが弘法大師と白狐の皐姫である。